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July 12, 2007

編集工学の未来デザインへの応用

学生に未来デザイン考程を指導する際に直面する課題が2つある。第1の課題は「テーマからどの様な素材データを集めてくるべきか」、第2の課題は「素材データをどの様な観点からグループ分けするか」である。

私は、いずれの課題の克服にも、同じ手法が応用できると考えている。その手法は、松岡正剛氏が打ち立てた「編集工学」の「地の情報」という考え方であり、その展開方法である。

例えば、編集学校のテキストに、「みかん」の「地の情報」を変化させて、それぞれの地に対応する情報を2種類抜き出すという練習問題がある。地を色、味、形、匂、時間等に変えることで、異なる情報が導かれる。

第1の課題は、テーマをどの様な「地の情報」で考えることができるかをまず考えさせ、次いでそれぞれの地の情報に対応する具体的な情報を導出させ、対応させる。

第2の課題は、書かれた素材データ(定性情報)がどの様な「地の情報」の可能性があるかを考えさせ、同じような地の情報の素材データを同じグループとさせる。

未来デザイン考程の手順からすると、第1の課題が先に現れる。時には、最初に行ったテーマの地の情報探索でAに属していたとしても、課題2が現れる素材データのグループ分けで異なる地の情報に分類されても良い。第1に素材データを出すきっかけとしての地の情報であり、一旦出された素材データ群は、予期せぬ組み合わせていつでも新しい地の情報が発生することを否定されないからだ。

編集工学も実に面白い。また、同時に、編集工学のプロセスが瞑想に近いと思うのは私だけであろうか?

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