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December 03, 2007

「問題」の概念規定・再考

「理想と現状のギャップという定義がいまいちあやふや」12月1日にアップした虫鹿君の指摘であり、「問題=理想-現状」という私の図式自体に疑問を投げかけている。彼は、何を言おうとしていたのか?指摘を受けて改めて問題の概念を考え直してみた。

虫鹿君は、ヤマト・リサーチの大和信春先生が主宰する日本IST協会(注)で学び、IAT問題解決士としての見極めを大和信春先生よりいただいている。(注)ISTとは、Information Synthesis Techniquesのアブリビエーションで、日本語では「情報統合技術」と解されている。

IST基本テキスト(日本IST協会・刊)によれば、「問題とは、現状の一部で、上極来果(可能な最上級の将来)の実現を阻んでいる現象を言う。言い換えれば『将来への妨げ』『悪向因』『逸根』である。」(3ページ)とされている。私の理想と現状のギャップの考え方のように、「現状における不本意な結果(悪果)や不満足(あるべき姿と現状とのギャップ)を問題ととらえて対応を探る行き方」(3ページ)とは、根本的に異なるものとされている。

未来デザイン考程でいうところの「未来発想による創る問題」は「上極来果の実現を阻んでいる現象」と同義であり、「過去発想の見える問題」は「現状における不本意な結果や不満足」となろう。

では、「現在発想による探す問題」はどうか?私のアトピー体験から最善未来を描くことのできない状態で、根本的な問題を見つけることに限界があった。となると、上極来果のない現在発想では問題をそもそも見つけることができない。よって、探す問題は、結局のところ、現状における不本意な結果や不満足の原因と考えるのが適切であろう。また、私のアトピー体験からは、原因追究が根本原因を発見することのできないこともあることが分かる。よって原因追求型が適切な解をもたらさない場合もあることを知る必要があろう。

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