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April 17, 2010

教えない起業家教育に対する学生によるある評価~㈱土バンクは「答えがないものへの挑戦でした!」

土バンクを実践し、現在も新しい実践に向け取り組んでいる、岩田知之、河合泰隆、丸山弘司の3名に、昨年度を振り返って、今、何を思っているのかを聞いてみまた。以下は、その概要である(インタービューし、学生の目線で鵜飼がまとめたものです)。

◎バーチャル・カンパニーを通して、色々な社会経験ができましたが、全てが新しいものでした。将来に向けての勉強であったと思います。例えば、自分たちの疑問を、自ら専門家を訪問し解消する。そのために、専門家を探し、約束を取り付け、知らない土地に行き、異文化に触れ、驚き戸惑い、そしてプレゼンする。その過程で、新しいものを人に理解してもらえるようにしっかり伝える難しさを知る一方で、物おじせぬ度胸が身に付き、あわせてコミュニケーションのとり方を学ぶことができたと思います。

◎また、意外と思われるかもしれませんが、仕事のグループと友達は本質的に異なることを知りました。今振り返れば、仕事のグループは目標が一緒で意見を共有することが重要であり、友達は意見が違っても何となく仲が良いことと区別できますが、活動の最初は「思ったように進まない」ことに悩んでいました。無意識に集団活動だから、仕事のグループを友達と思い込んでしまっていたのだと思います。実践を通じ、グループでの「話し合い」の大切さを学び、プレゼンが終わった時の達成感は、何ものにも代えがたいものでした。

◎さらに、「『世にまだ答えがないこと』に挑戦することの意味」や「『考えるということ』とは何か」を考えさせられされるバーチャル・カンパニーでもありました。結局、世にまだ答えがないものの探究とは、「1人で考えていても限界があり、自ずと他者とともに一つのテーマに向かって意見を出し合う中から見当をつけ、やってみて、また考える」ことの繰り返しなのだろうと理解しています。そして、私達が世にまだ答えがないものを探求することの意味は、「よりよいものを広めるために、自ら成長する」ことではないでしょうか。

◎最後に、私達は、バーチャル・カンパニー活動の初動期(事業計画段階)で環境教育活動に関わるコンペに参加しました。幸いにも最終選考に残り、他の団体(全部で15団体)と同宿し3日間を過ごしました。環境保全という大きな目標に向かい小学生から大人までが世代を超えて考え、協力している中に身を置き、自分たちの活動が独りよがりではないことが分かり自信がわいてきました。場があるから挑戦できると確信しています。

現在、これら定性的な自己評価に加え、社会人基礎力の12指標を用いた評価を計画している。社会人基礎力指標と運用方法についても検証を加えながら、適宜レポートして行きたい。

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